【お知らせ】もしも痴漢に疑われたら…
最近、痴漢に疑われて逃げた方が電車にひかれたというニュースや、逃げようとして線路に立ち入ったことで威力業務妨害の容疑で取り調べを受けたというニュースが続き、痴漢に疑われた場合の対処方法についての関心が高まっているようです。
私も知人等から、「万が一痴漢に疑われたら、とにかく逃げた方がよいのか」と質問されることがあります。
しかし、それで捕まったら、疑いは強まるばかり。
その場は逃げきっても、防犯カメラで特定される可能性だってあります。
痴漢に疑われた場合の対処方法について、読売新聞社さんからの弊所の坂根真也弁護士へのインタビューの内容が掲載されました。
コメントが現実的です。
――「名刺を置いて立ち去る」というのはいかがですか。
試してみることは決してマイナスではありません。でも、普通は被害者が立ち去ることを許さないでしょう。ですから、現実的な選択肢ではありません。
被害者が「この人が犯人だ」と確信を持てない場合なら、応じてもらえるかもしれませんが、「犯人だ」と信じている被害者には通用しないでしょう。
逃げるのはよくないが、駅員室まで行ったら終わりだ、という認識が広まったので、折衷案として「名刺を渡して立ち去る」という考えが出てきたのだと思いますが、通用するかしないかは被害者次第なのです。
坂根弁護士自身が、痴漢に疑われないために普段気をつけていることもそのまま掲載されています笑。
――坂根さんはどんな防衛手段をとっていますか。
満員電車に乗ると、どうしても女性の後ろに立つことはあると思いますが、私は必ず背中を向けるようにしています。あとは手を上げたり、かばんを持ったりしている。女性の背後に立ち、手を不用意に下げていると痴漢に間違われかねません。
また、痴漢は早朝の通勤電車に多いというイメージがありますが、酔っ払って終電間際の電車に乗る時も要注意です。体をふらふらさせて、女性に触れてしまい、痴漢に間違えられることも考えられますから。
ちなみに坂根弁護士は『痴漢に間違われたらこうなります!』という書籍を監修していますので、「痴漢を疑われたらどうしよう」という不安をお持ちの方はご一読ください(私もまだ読んだことないのですが笑。)。
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