【書籍】『刑事弁護人のための科学的証拠入門』のご紹介
事務所HPの方では紹介させていただきましたが、
昨年12月末に、共著本である
『刑事弁護人のための科学的証拠入門』
が現代人文社より出版されました。
刑事事件は科学的証拠と切り離せません。
たとえば、単純な覚せい剤の所持であっても、覚せい剤に関する鑑定書等が必ず証拠とされます。
電車内での痴漢であれば、手についた微物についての鑑定が行われます。
人が亡くなったら法医学鑑定が行われます。
そうした科学的証拠は、弁護人にとっても理解が困難であり、ともすれば流し読みして終わり、とうことになりかねません。
しかし、実際には「科学的」と言われる証拠にも、多くの問題が含まれていることがあり、それが裁判にとって決定的な意味を持つことがあります。
この本は、「科学的証拠」ののうち、法医学、交通事故、DNA型鑑定、指紋・足跡鑑定、薬物毒物鑑定の5つの分野について、入門的な部分を解説するとともに、科学的証拠が問題となる尋問での留意点などを記述したものです。
刑事弁護に注力する弁護士8人で執筆した本ですが、各分野について、専門家の皆様や先輩弁護士、そして後輩弁護士にも貴重なアドバイスをいただきました。
弁護活動をする上で、少しでも役に立つ本になればいいな、と願っております。
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