【弁護士】弁護士がブラック資格であるといわれている件について
最近、弁護士資格が「ブラック資格」だというプレジデントの記事が弁護士の間で話題になっています。
息子と娘に勧めたい「10年後のバラ色職種」 (プレジデント) - Yahoo!ニュース
一方、高度な専門性と独占業務のため食いっぱぐれないといわれてきたサムライ(士)業の雄の弁護士は、司法制度改革により人余り状態で、2003年に1万9508人だった弁護士が10年後の13年には3万3624人(日本弁護士連合会調べ)と、1.7倍とうなぎ上りに増えている。それなのに不況の影響で多くの法律事務所が採用を控えてきた。
「大手弁護士事務所のパートナーどころか、事務所に置いてもらえるが固定給や仕事のない“ノキ弁”にもなれずに、司法修習直後に独立する“即独”といった過酷なスタートを切る新人弁護士も増えました。わずかな固定給で事務所の掃除や使いに走る悲惨なノキ弁もいます。過酷な道でも独立を目指す若手弁護士がいる一方で、企業や官公庁へ就職するインハウスローヤーの道を選ぶ新人が増えています」
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内容は概ね間違っていないように思います。
弁護士という資格はまだまだ「稼いでいる」というイメージを持たれがちですが、
今は弁護士も破産する時代です。
「弁護士のワーキングプア」という言葉もよくささやかれます。
私が司法試験を受験した頃は、現在の試験(法科大学院を経ての受験)とは異なるいわゆる「旧司法試験」でした。
合格率こそ3%でしたが、誰にでも受験するチャンスがあった時代です。
少なくとも試験の回数制限はありませんでしたし、「(お金のかかる)法科大学院を卒業しなければならない」という縛りもありませんでした。
もし これから漠然と「稼げるから」という理由で弁護士を目指すというのであれば、弁護士以外の選択肢も検討された方がよいのでは・・・と思います。
就職難の問題は記事にもあるとおりです。
即独(修習を終えていきなり独立)という形態も増えています。
といっても、実際は、採用したい側と採用してほしい側のミスマッチが生じているという面もありますが。
「いいひとがいればとりたい」という声は今もよく聞きますし。
ちなみに、経費をおさえながら独立したい方には、私が以前利用していた下記もオススメです。
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20640331#p1
また、メンタルヘルスの問題もよく聞きます。
弁護士という仕事は、人生においてもっともつらい局面にあるご依頼者の方と向き合い、ご依頼者を守るために全力で闘うというものです。
それだけに、精神的にタフでなければもたないという側面もあります。
メンタルヘルスの問題で、弁護士を休業する方も少なからずいらっしゃいますし、
弁護士会が、弁護士からのメンタルヘルス相談を受け付けたりということも行われています。
もちろんどんな仕事も大変であり、弁護士が特別大変ということではないと思いますけどね。
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とはいうものの、個人的には、弁護士という仕事を天職だと感じていますし、生まれ変わったとしても、弁護士という仕事を選ぶだろうと思います。
弁護士という仕事の魅力はたくさんあります。
先日、事務所に、ご依頼者の方から、プレゼントが届きました。
家庭の問題が調停で無事成立したばかりの方です。
「感謝の言葉もありません。
先生なしには今の私はありませんでした。
ほんとうにありがとうございました」
というもったいなさすぎるお言葉が書かれたメッセージを添えられて。
(品物ではなく)こういう言葉をいただいたとき、弁護士になってよかった、と心から思います。
まだまだ精進しなければなりませんが、生涯一弁護士として頑張りたいです。
(「老害」と呼ばれないよう、適切な時期に引退しなければならないとは思いますが)
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ちなみに自由な時間にランチに行けるのも弁護士の仕事のささやかな魅力です。
茅場町・八丁堀・日本橋・人形町周辺は食も充実していますので、仕事に差し支えない範囲で開拓していきたいです。
まずは他のメンバーのオススメで、ラーメンに行ってみました。
ラーメン雷鳥 (サンダーバード) - 茅場町/ラーメン [食べログ]