【刑事】刑事司法改革
可視化義務づけや司法取引の導入等が検討されてきましたが、成立の日も近くなってきたようですね。
可視化義務付け:閣議決定 刑訴法改正案、司法取引も導入 - 毎日新聞
■改正案の骨子
※カッコ内は成立後、施行までのおおむねの期間
・裁判員裁判対象事件と検察独自捜査事件の取り調べの全過程を可視化する(3年)
・容疑者や被告が他人の犯罪事実を明らかにした場合、検察官は見返りに起訴を見送ったり、求刑を軽くしたりできる司法取引を導入する(2年)
・証言内容を証人の不利益証拠にしないとの条件で検察官は裁判所に証人申請できる制度を導入する(2年)
これまで散々、取調べの中で起こった問題が明らかになったり、
検察官の保管している証拠の中にえん罪を明らかにするような証拠があったり、
ということがあったのだから、
早く可視化を実現したらいいのに・・・
とか
早く警察や検察官が持っている全証拠を弁護人に開示したらいいのに・・・
と素朴に思うのですが、そう単純ではなく、関係者のいろんな思惑が交錯し、なかなかそうはいかないようです。
予算も必要になりますしね。
ちなみに司法改革の検討の流れについてまとめられたものとして、『刑事司法改革とは何か』という本があります。
まだパラパラ読み流している状態ではありますが、これまでの流れが詳しくまとめられていますのでご紹介します。
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