【書籍】丸山正樹さん『漂う子』のご紹介
作家の丸山正樹さんから、『漂う子』の文庫版をご恵贈いただきました。
丸山正樹さんは、このブログでも紹介させていただいている『デフ・ヴォイス』シリーズの作家さんです。
ハードカバーだったものが今回、文庫版となったそうです!
文春文庫『漂う子』丸山正樹 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
紹介文を引用します。
父親とともに突然姿を消した少女・紗智を探すことになった二村直。
ただ一つの手掛りをもとに名古屋へ向うが、そこで子供たちを取り巻く過酷な実情を目の当たりにします。
所在が分からない「居所不明児童」、虐待、棄児、貧困……
なぜ人は親になろうとするのか。子供をもつとはどういうことなのか。
そのシンプルで且つ深い問いが、読む者の胸に深く刺さります。
「デフ・ヴォイス」シリーズで「ろう者」に寄り添い、圧倒的支持を得ている著者にしか書き得ない、静かな傑作です。
丸山さんらしい、虐待や貧困等の現実について丹念に調査された上での作品だと思います。
私が『デフ・ヴォイス』に出会ったのも、文庫本化されたものが目にとまったのがきっかけでした。
ハードカバーより気軽に買えるので、きっと読者層も広がりますよね。
デフ・ヴォイスシリーズも重版になったとのこと。
大好きな作品なので、たくさんの人が読んでくれるとうれしいですね。
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