弁護士ゆきこの事件簿

弁護士@東京。気ままに日々の雑感をつづります。

【雑談】後藤貞人検察官vs高野隆弁護人(模擬裁)

「季刊刑事弁護」100号特別記念企画として行われた模擬裁判員裁判に行ってきました。

【満員御礼】模擬裁判員裁判のお知らせ - 現代人文社

ある模擬事例を素材に、後藤貞人検察官vs高野隆弁護人が法廷活動を行うという企画です。
この組み合わせは刑事弁護界においては夢のような対決なのです。
もちろん、研修を受講したり、研修講師としてご一緒させていただいたり、個別の法廷活動を拝見したり、という機会はあっても、お二人とも弁護士である以上、対決を見る機会はないのです(指定弁護士になり、かつ、たまたま当たれば別ですが)。

実は、この企画、チケットは発売初日で完売という人気ぶりでした。
私も、今回は一人の傍聴人として、楽しみにしていました。

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今後、季刊刑事弁護でも振り返り特集を行う予定(たぶん)なので、中身には立ち入りませんが、お二人とも、本当に本当に素晴らしい法廷活動。

冒頭陳述も主尋問も反対尋問も論告・弁論もすべてが勉強になりました。

そして、何より素晴らしいと思うのは判決後の、お二人による自身の活動への振り返りコメント。
刑事弁護に限らず、素晴らしいなと思う弁護士は、どこまでも自分に厳しく、謙虚であり、ユーモアにあふれているように思います。

 

単に表面的な法廷技術を真似することでは実力はつきません。
単に裁判員裁判を多くこなすことでは実力はつきません。
何歳になっても、何年目になっても、おごり高ぶらず、謙虚に、一歩一歩努力する自分になりたいです。
まずは刑事事件も民事事件も目の前の依頼者の方のために力を尽くすことからこつこつと。 

 

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