弁護士ゆきこの事件簿

弁護士@東京。気ままに日々の雑感をつづります。

【ディフェンダーゼミ】第6回は9月28日、テーマは無罪事件です

ディフェンダーゼミ、第6回の詳細が決まりました!
第6回は、9月28日です。

今回は、千葉で刑事弁護の実績が多数ある「法律事務所シリウス」の皆様(菅野亮弁護士、中井淳一弁護士、虫本良和弁護士)をゲストにお招きすることになりました。

最近、弊所の山本弁護士が、法律事務所シリウスの菅野弁護士と共同で受任した事件において、無罪判決を取得したばかりでもあります。

第6回のゼミは、「無罪判決を獲得した弁護活動」をテーマとして実施したいと思います。

■詳細

日 時  9月28日(水)午後6時00分~(2時間程度)
場 所  弁護士会館(東京) 10階 1002号室
      ★事務所ではありませんのでご注意ください★
テーマ  「無罪判決を獲得した弁護活動」

 

www.t-defender.jp


ぜひお気軽にご参加ください(^^)

 

━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.

弁護士ブログのランキングに参加してみました。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

足あと代わりにぽちっとしていただけると更新のはげみになるかも♪ 

f:id:yikubo:20150611003852j:plain

【雑談】古巣の事務所へ

先週、古巣の長島・大野・常松法律事務所で、OB&OGを招いたレセプションが行われました。

昨年、事務所移転の際にもレセプションがあり、他事務所に移ったOB・OGはもちろん、お世話になったパートナーの弁護士にも会えてとても楽しい時間を過ごさせていただいたので、今回も参加させていただきました^^

まず、事務所顧問で元最高裁判事の横田尤孝先生による「法曹人生四十余年を振り返って」と題するご講演。

横田尤孝/長島・大野・常松法律事務所

横田先生のお話の中に、「最高裁判事になってからそれまで勉強がまだまだ足りなかったと分かった」というエピソードがありました。
弁護士40年を迎えたとき、横田先生のように謙虚な姿勢で、勉強し続ける自分でありたいと強く感じました。

そしてその後は懇親会。

パートナーや先輩アソシエイト、OB・OGの皆様とたくさんお話できました♪
参加していた同期との2次会も含め、楽しいひとときでした★

 

↓ お土産もいただきましたよ笑!

f:id:yikubo:20160712131113p:plain

 

━━★゚+.・‥…━━━★゚+.

弁護士ブログのランキングに参加してみました。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

足あと代わりにぽちっとしていただけると更新のはげみになるかも♪ 

f:id:yikubo:20150611003852j:plain

【刑事弁護】第5回 ディフェンダーゼミ、実施しました

6/29、第5回ディフェンダーゼミ、実施しました。

テーマは「異議」。

逆転裁判』さながらに、

      「異議あり!!!!」

と検察官を指さしながら勢いよく異議を言う・・・

なんてことはしませんが、実際の裁判でも、異議を言うべき場面は少なくありません。

ただ、適切なタイミングで適切な異議を言うためには、普段から、正確な知識、異議を言うという意識、訓練等が必要不可欠です。


今回は、弊所の坂根真也弁護士から、
●異議に関する1時間程度お話させていただいた上で、
●山本検察官役&久保証人役が証人尋問を実演している最中に、参加者の皆さんが異議を言う

  →検察官が反論
  →それに対して参加者の方が再反論
  →坂根が裁定
  →最後にそれぞれの異議について坂根からコメント

という流れで行いました。

今回も、常連の方もいらっしゃいますし、なんと山形(!)からの参加者もいらっしゃいました^^

第6回も概ね2~3ヶ月後に開催予定です。
テーマや日程等の詳細が決まりましたら、当ブログや事務所HP、各ML等で告知させていただきます。
ぜひお気軽にご参加ください☆

 

━━★゚+.・‥…━━━★゚+.

弁護士ブログのランキングに参加してみました。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

足あと代わりにぽちっとしていただけると更新のはげみになるかも♪ 

f:id:yikubo:20150611003852j:plain

【ドラマ】『99.9 刑事専門弁護士』が終わってしまった

終わってしまいました、ドラマ『99.9 刑事専門弁護士』。

www.tbs.co.jp

最後まで欠かさず見ました。

前回の謎解きなど非現実的な回(私は好きですが)もあったものの、最終回も公判前整理手続のシーンが出てくるなど、できるだけ、実際の刑事裁判に近づけようとする意気込みを感じるドラマでした。 

以下、ネタバレありですので、ご注意ください。

最終回、個人的に共感したのは以下の2つのシーン。

1.立花弁護士と丸川検事の会話の中での立花弁護士のセリフ。

「あなたは何のために検察官になったんですか
 (中略)
 刑事弁護を知れば知るほど、助けを必要としてる人の力になりたいと強く思うようになったんです。その思いが、弁護士の原点なんだと思います。
 検察は知力を尽くして、真相解明に取り組むって、その原点、忘れていませんか。」

実際にこんな風に感じること、あります。
「真実を見つける」「適正な刑にする」のではなく、「逮捕した被疑者を起訴する」「起訴した被告人を有罪にする」「少しでも刑を重たくする」ということが目的となっているのではないかと感じることがあります。

2.深山弁護士の最終弁論

最終回最大の見せ場は、弁論でしたね-。
「無罪が確定しても、生活が元通りになるわけではありません。
 何もなかった平穏な日々を、幸せを、過ぎ去った時間を取り戻すことはできません
 誤った逮捕、起訴によって、その人に人生は大きく狂わされてしまうんです。
 今回の事件は、刑事裁判で最も大きな罪とされる冤罪事件です。
 冤罪事件は多くの人を不幸にします。
 被害者とその家族は罪なき者をにくみ、ある日突然、身に覚えのない容疑で加害者にされてしまった者は、やり場のない怒りと恐怖を抱え日常を奪われてしまうんです
 そしてその家族は犯罪者の家族として世間の非難にさらされるのです。
 日本の刑事裁判の有罪率は99.9%。
 なぜ、このような高い数字がでるのでしょうか。
 それは、国家権力である検察官が起訴を決めた内容は正しいはずであると誰もが疑わないからです。
 それは本当なんでしょうか。
 我々はそこに隠されているかもしれない本当の事実を見逃してはならないのです。
 どうか皆さん、目で見て、耳で聞いて、考え、自分の答えを探してください。
 起こった事実は、たった1つです。」

不起訴で終わり、裁判までいかない場合であっても、逮捕や勾留により失われた時間は戻りません。
それだけで仕事を失うことも実際にあります。
子どもの出産に立ち会えないことだってあります。
「人の身体を拘束する」ということ自体の重みをもっと検察官にも、そして裁判所にも認識してほしいと強く感じます。

*****

ドラマ、終わってしまって、残念です・・・。

同業者の中では、松本潤さんが刑事専門弁護士を演じることで、刑事専門弁護士がさわやかなイメージになることを期待する声もありましたが、“ダジャレ好きな変わり者”、ということで、さわやかなイメージにはならなかったかもしれませんね笑。

ちなみに、刑事弁護人の役割は、「依頼人の利益の保護」であり、その点は、佐田弁護士に共感しています。

いいドラマでした。続編に期待です!

 

━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.

弁護士ブログのランキングに参加してみました。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

足あと代わりにぽちっとしていただけると更新のはげみになるかも♪ 

f:id:yikubo:20150611003852j:plain

【勉強】司法精神医学会@千葉

18日、19日は私も所属している司法精神医学会の大会でした。

f:id:yikubo:20160619163042p:plain

といっても、あいにく18日は都合がつかず、
19日午後の「刑事精神鑑定ワークショップ事例検討会」のみ出席しました。 

このワークショップは、1つの事例を題材に、精神科医が5、6人ずつのグループに分かれて、「自分なら、どのような診断をし、責任能力についてどう判断するか」をディスカッションし、各班が発表するという形式で行われます。 

検討会自体は精神科医向けのものですので、議論には加わりませんが、ご厚意で傍聴の機会をいただきました。

1つの事例であっても、医師によって診断が変わることはそれ自体興味深いことですし、医師同士の議論を聞けるというのはとても貴重な機会です。

ありがとうございました。

━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.

弁護士ブログのランキングに参加してみました。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

足あと代わりにぽちっとしていただけると更新のはげみになるかも♪ 

f:id:yikubo:20150611003852j:plain

【研修】尋問技術を極める

弁護士会多摩支部で実施された反対尋問の研修「尋問技術を極める」を聴講してきました(そして、講師のアシスタントとしてメモ取り係を務めてきました。)。

講師はシリウス法律事務所の菅野亮弁護士&弊所の坂根真也弁護士。

冒頭陳述や主尋問、反対尋問、弁論についての法廷弁護技術の研修は日弁連や多くの弁護士会でも実施していますが、今回の研修は、すでに法廷弁護技術研修を受講していることを前提に、反対尋問について一歩先へ進もうというメニューでした。 

模擬記録を題材に、どんな内容をどんな順序で聞くべきか、1日かけてじっくり検討しました。

大まかな流れとしては以下のようなものでした。

1.全体でブレインストーミング
2.受講生が指定された人物の供述部分を使った弁論を行う
3.当該弁論に必要な獲得ポイントを得るための反対尋問を行う
4.弁論・反対尋問が終わった時点でクリティーク・ディスカッション 

通常の法廷弁護技術研修では、「反対尋問の作法を身につける」という側面が大きいのですが、この「尋問技術を極める」研修は「何をどのように聞くか」を徹底的に考えるという側面が大きいのかな、という感じでした。

勉強になりました(^^)

━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.

弁護士ブログのランキングに参加してみました。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

足あと代わりにぽちっとしていただけると更新のはげみになるかも♪ 

f:id:yikubo:20150611003852j:plain

【ニュース】情状証人の意味

記事を下書きにしたままアップしていなかったので、時機に後れた感もありますが・・・。

清原和博氏の裁判の日、東京地裁周辺は、騒然としていました。
この裁判、被告人が清原氏ということで注目されていましたが、佐々木主浩氏が証人として出廷されたことも注目されていますね。

headlines.yahoo.co.jp

私も、佐々木氏が情状証人として出廷予定という報道を聞いたとき、率直な感想として、「すごいな」と思いました。

情状証人が誰であろうと、あるいは、そもそも情状証人がいなかったとしても、起訴されたのが自分で覚せい剤を使用してしまったという件1件で、前科もなく、他に特別な事情もないのであれば、執行猶予となる可能性が高いでしょう。
そのような刑の見込みについてどう認識されているかは分かりませんが、
「刑を軽くする」ことが目的ではなく、純粋に、立ち直ってほしいという思いなんだろうな、と想像します。

 

情状証人が出廷されるかどうかで、刑が大きく変わらないとしても、それは大きな意味を持ち得ます。
覚せい剤というのは、やはり再犯率がとにかく高い。
依存性が強く、なかなかやめられません。
絶対やめようという強い意思が当然必要になりますが、その意思を保つ上で、「あの人を二度と裏切りたくない」という気持ちは大きな役割を果たすかもしれません。

注目されてしまうにもかかわらず親友が見捨てることなく証人として出廷してくれたということは、絶対やめようという強い気持ちにつながったのではないかなーと勝手に期待しながらニュースを見ていました☆


━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.

弁護士ブログのランキングに参加してみました。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

足あと代わりにぽちっとしていただけると更新のはげみになるかも♪ 

f:id:yikubo:20150611003852j:plain