【勉強】日本刑法学会第93回大会に出席
今日は日本刑法学会第93回大会@専修大学に出席。
午前中は出られませんでしたが、
午後からは分科会「裁判員裁判と刑法理論」に。
ラインナップは以下の通り。
嶋矢貴之先生:「正当防衛・共犯について」
安田拓人先生:「故意・責任能力について」
小池信太郎先生:「量刑判断の在り方」
稗田雅洋判事:「裁判員裁判と刑法理論」
裁判員裁判には、一般の方が審理に参加されるので
普段接することのないであろう刑法の概念について、かみくだいて説明することが必要不可欠です。
それは、あくまでも刑法の考え方について正確に理解した上でかみくだかなければなりません。
不正確な形でかみくだくと、検察官からの異議を招きますし、
弁護人に対する信頼をおとしめかねません。
同時に、絶えず変化する実務の在り方についてもフォローしておかなければなりません。
しかも、裁判員裁判導入以降、変化は速まっています。
そういう勉強をする上で、
学者の中での最先端の議論をされている先生方と
実務家である裁判官の話をお聞きできる刑法学会の場は、
いつもとても勉強になります。
また、刑法学会には当然大勢の学者の方がいらっしゃるので、見解もバラバラ。
ご報告のあとの会場とご報告者との(激しい)応酬もおもしろかったりします。
日々の業務に追われると、ともすれば勉強の時間を設けるのを疎かにしてしまいそうになりますが
「気がついたら、全く見当外れのことをする弁護士になっていた」なんてことにならないよう、
意識して勉強の時間を設けないといけないな、と改めて思いました。
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ちなみに、もうかなり昔の話になりますが、
大学1年生のときに受けていた刑法総論の講義は安田拓人先生がご担当だったので
懐かしかったですね。
講義が分かりやすいということでとても人気があり、
ほとんどの講義が学期が進むにつれて閑散としていくのに対して、
安田先生の講義は、5限目だというのに最後まで満席でした。
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(5月24日追記)
同じく刑法学会に出席した当事務所の山本衛弁護士も昨日の刑法学会についてブログを更新しています(^^)